借金がある40代 働き盛りは借金世代

借金

40代はもっとも借金がある世代

40歳を過ぎると借金がある人の割合が増えてきます。世の中の中心になっている働き盛りであり、子育て世代でもある40歳代が借金の金額が大きくなるのは必然的ともいえます。

借金をしている人は単身で全体の20パーセントあまり、二人以上の世帯になると60パーセントを超えます。

40代の人たちが実際いくら借金しているのかというと、40代の単身世帯では借り入れの平均額で600万円、二人以上の世帯になると借り入れの平均額で1,600万円を超えます。

その借金は何のためにしているかといえばやはり一生モノの買い物、マイホームのようです。

40代が借金している内容

40代では一番借り入れ残高が多い世代であり、2,000万円以上の借金がある40代二人以上の世帯は30パーセントを超えています。

借金の内容で一番多いのはやはり住宅ローン。さらに自家用車など耐久消費財の購入、子供の教育費などが続きますが何かと「物入り」になる年代です。

特別に高額な収入を得ていれば別ですが、一般的な収入であれば高額な費用を要するものの購入はローンなどの借金に頼らざるを得ません。

40代の借金の金額≒住宅ローンということ。その金額は平均して1,600万円ほどですから、先ほどの二人以上世帯の借り入れ平均額とほぼ一緒ですね。

住宅ローン以外の借金は

二人以上世帯では住宅ローンでの借り入れがほとんどでしたが、これが同じ40代でも単身世帯だとちょっと借金の内容は違ってきます。

単身世帯の場合、借り入れの目的で一番割合が多かったのが、日常の生活資金。全体の40パーセントを占めることがわかりました。

その次が自家用車などをはじめとする、いわゆる耐久消費財の購入で15パーセントですから生活資金の借金がいかに多いかがわかりますね。

マイナスの「ちりつも」は避けたい

40代であっても非正規雇用で働いている人が多くなっていることの反映なのかもしれませんが、ちょっと足りない生活費を少額のキャッシングで穴埋めという現実があります。

その都度の金額は少額であっても、足りなくなるたびにキャッシング=借金を重ねていたのでは、トータルではすぐに大きな金額になってしまいます。

貯金もできない状態でいればいざというときの出費にも対応できません。小銭でもコツコツ「塵も積もれば山となる」ものですが、借金でマイナスの「ちりつも」は避けたいもの。

毎月の出費を見直して家計の財政健全化をすすめることが必要でしょう。

その借金どこから借りてるの

借金している40代が利用している借入先はやはり銀行。住宅ローンでもやはりメガバンクや地方銀行など違いはあれど銀行系の住宅ローンです。

住宅ローンでは住宅金融支援機構のフラット35が審査に通りやすいなどのメリットがあり多く利用者を集めています。

生活資金の借入先として多いのも銀行系カードローン、さらにクレジットカードでのキャッシング、消費者金融のカードローンと続きます。

特に現在の社会情勢ですから営業自粛や時短営業、客足そのものが遠ざかったための減収など生活資金が名目の借り入れは増え続けているようです。

必然的に返済に行き詰り、入金が滞るというケースも多くなっているのが現状です。

返済に行き詰らないためには

40代は働き盛り≒借金世代と書きましたが、最近の世の中の流れで働き盛りであるはずが収入が思うに任せないというケースも多くなっています。

コロナ禍に加えて非正規雇用の不安定さ、収入源による複数の業者からの生活資金借り入れなど、不安要素と背中合わせの方も少なくないはず。

すでに毎月の返済によって生活が苦しくなってきている人は今以上に借金をしないように、これ以上返済額を増やさないようにするのが原則です。

複数の貸金業者、カードローンからの借り入れがある方は、より金利の少ない業者に借金をまとめて一本化する、という手段もあります。

とりあえず今月の返済ができない場合

とにかく今月の返済が無理!返せない、という場合はまず借入先に連絡してみましょう。今月の返済に間に合わない旨を先方に伝えてください。

先方からいつならば入金できるのか、いくら入金できるのか、といった問いかけがあるかと思いますので、とりあえず買えせる金額と期日を伝えましょう。

そのあとで返済の滞納が毎月の常態化しそうならば、あらためて対策を考えましょう。まず生活を見直して節約できるものは大胆に削る。さらに本業以外の収入源を確保できないでしょうか。

先ほどの複数の借入先をいわゆる「おまとめ」「借り換え」などで一本化するといのもひとつの手段です。

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